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小学校専修

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小学校教諭一種免許状取得を目指す

小学校専修では、小学校教諭一種免許状の取得を目指す教職課程の科目を中心に、カリキュラムを編成しています。また、小学校にはスクールカウンセラーが配置されるようになり、教員には心理学の視点も求められています。既設の人間科学部人間科学科の一部科目を履修することにより、人間の心により深い理解をもつ人材の育成を目指します。

取得できる学位 学士(教育学)
取得できる免許 小学校教諭一種免許状
入学時期 春入学:4月  秋入学:10月

カリキュラム

2020年度 カリキュラム

予定のため変更になる場合があります。

教員免許状取得に必要な科目

すでに教員免許状をお持ちの方(過去に教職課程を履修した方)

3年次編入学のカリキュラムには卒業要件としての必修科目はありませんので、二種から一種への上進など、様々な目的に応じて免許状申請に必要な科目のみを修得することができます。なお、一種免許状の取得には大学卒業が必要ですので、大学を卒業されていない方は必要科目の単位修得とともに本学を卒業することが必要です。
必ず免許申請をする都道府県の教育委員会に不足する科目を確認してください。

免許状取得に必要な単位

区分 小学校一種
教科及び教科の指導法に関する科目 30
教育の基礎的理解に関する科目 10
道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目 10
教育実践に関する科目 7
大学が独自に設定する科目 2
合計 59

教育職員免許法施行規則第66条の6に定められている科目について

出身大学(または短期大学)で修得していない場合は、必ず履修する必要があります。

免許法施行規則に定める科目区分 本学の開講科目
科目名 学習方法 単位数
日本国憲法 教育法規(日本国憲法) T 2
体育 ウエルネス演習 SR 2
外国語コミュニケーション 英語コミュニケーション① T 2
情報機器の操作 メディアコミュニケーション④ R 2

介護等体験について

小学校・中学校の教諭一種免許状取得希望者は、単位修得に加え7日間の「介護等体験」が必要です。

本学小学校専修で開講している科目と免許法施行規則に定める科目の対照表

免許法施行規則に定める科目区分等 本学の開講科目
各科目に含めることが必要な事項 授業科目 単位数 備考
教科及び教科の指導法に関する科目
教科に関する専門的事項
国語(書写を含む。) 国語(書写を含む。) 2 10単位
必修
社会 社会 2
算数 算数 2
理科 理科 2
生活 生活 2
音楽 音楽A 2
音楽B 2
図画工作 図画工作 A 2
図画工作 B 2
家庭 家庭 2
体育 体育 A 2
体育 B 2
外国語 初等外国語(英語) 2 必修
各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。)
国語(書写を含む。) 初等国語科指導法 2 必修
社会 初等社会科指導法 2 必修
算数 初等算数科指導法 2 必修
理科 初等理科指導法 2 必修
生活 初等生活科指導法 2 必修
音楽 初等音楽科指導法 2 必修
図画工作 初等図画工作科指導法 2 必修
家庭 初等家庭科指導法 2 必修
体育 初等体育科指導法 2 必修
外国語 初等外国語(英語)指導法 2 必修
教育の基礎的理解に関する科目
教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想 教育原理 2 必修
教職の意義及び教員の役割・職務内容(チーム学校運営への対応を含む。) 教職論 2 必修
教育に関する社会的、制度的又は経営的事項(学校と地域との連携及び学校安全への対応を含む。) 教育の制度 2 必修
幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程 発達心理学1 2 必修
発達心理学2 2
教育心理学 2 必修
特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対する理解 特別支援教育 2 必修
教育課程の意義及び編成の方法(カリキュラム・マネジメントを含む。) 教育課程論 2 必修
道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目
道徳の理論及び指導法 道徳教育の理論と方法 2 必修
総合的な学習の時間の指導法 特別活動及び総合的な学習の時間の指導法 2 必修
特別活動の指導法
教育の方法及び技術(情報機器及び教材の活用を含む。) 教育の方法と技術 2 必修
生徒指導の理論及び方法 生徒指導・進路指導論 2 必修
教育相談(カウンセリングに関する基礎的な知識を含む。)の理論及び方法 教育相談 2 必修
教育実践に関する科目
教育実習 教育実習指導【小学校】 1 必修
教育実習【小学校】 4 必修
教職実践演習 教職実践演習(小・中・高) 2 必修

講義内容

共通科目は全学部・学科共通です。

教育法規
教育法規(日本国憲法) 学校という組織そのものや学校で行われる教育の形態や内容などは、教育に関する法律やその根底にある憲法などの「ルール」によって決められている。また、そのルールひいては教育そのものが日々変化していく。教育は常に変わり続け、自身が先生になったときに行う教育は、自らが受けてきた教育とは異なったものになっている。そのため「自身が受けてきた教育がどこまで『今』に通用するのか」「日本の教育が何を目指しているのか」を認識するために、ルールを学ぶ必要がある。 上記の問題意識に基づいて、教育者として必要な基本的ルールを理解することを目標として、日本国憲法・教育法規を学ぶ。
学科基礎科目
発達心理学1 生涯にわたる発達を、遺伝と環境の2つの要因の影響という観点から概観し、特に乳児期から児童期の発達について、知覚、認知、言語、社会性などの領域に分けて具体的に解説する。障がい児の発達と学習の過程を説明する。さまざまな発達理論についても触れる。
教育原理 本授業では、教育の理念や思想及び歴史等、教育の様々な側面について原理的に考察することを通して、教育にかかわる基礎的な内容を構造的に学習します。
学科基幹科目
教育心理学 条件づけ、観察学習などの基礎的な学習過程に関する知識を獲得した後に、実際の教育場面における児童の学習の問題を心理学的に分析する。具体的には、スキーマ、メタ認知、適性・処遇交互作用などのトピックを取り上げる。また、障がい児の学習の特性や教育の方法についても触れる。
発達心理学2 児童期・青年期・成人期の発達を概観し、それぞれの領域における重要な理論と関連づけて解説する。障害児の発達についても触れる。そのとき、常に文化的な背景を意識するようにする。最後に、米国と対比したときの日本のしつけ方略の特徴をまとめる。
教職論 この科目では、学校教育における専門職としての教師の役割や教職の意義、服務や日常の職務内容及び研修、さらに進路選択に資する学習内容の提供をとおして、教育職に関する基本的な理解を得ることを目的とする。 具体的には、幼児期から青年期に至る子どもの成長や各段階での学校教育をめぐる諸課題をとらえ、教員としてのかかわり方を分析できる力を身につける。
教育の制度 この科目では、現代日本、特に平成18年12月の教育基本法改正を踏まえた教育制度について、法令上どのように規定されているかについての知識を得ること及びどのような課題が残されているのかについての知識を得ることを目的とする。
教育課程論 この科目では、教育課程に関する基本的な知識や理論を習得するとともに、その編成の視座を獲得することを目的としている。第一に、学校教育の活動の枠組みを規定する教育課程について、その概念や編成理論を学ぶ。第二に近代学校の教育課程編成の経験を、その社会・政治・経済的背景と関連付けながら理解する。第三に現代的な学校教育の問題の改善に向けて、地域素材の教材化や児童・生徒の主体的学習の観点を踏まえた学習指導案作成の方法を習得する。
学科展開科目
初等教育関連科目群
特別活動及び総合的な学習の時間の指導法 小学校教育の中で特別活動がどのような位置づけでどのような内容があるのか理論的におさえ、その上で実践的内容を吟味して実際の指導に役立てるようにする。さらに学習指導要領と対応して理解する。
道徳教育の理論と方法 人間にとって道徳とは何かという課題を深めることで、学校における道徳教育の意義と役割、さらにはその内容を多角的かつ構造的に理解できるようにする。具体的には、道徳教育の歴史的な変遷とその課題、小学校における道徳教育の内容と実践、道徳と宗教との関係をめぐる問題、更には現代教育における道徳教育の課題について検討することで道徳教育を担う教員としての視座を育成することを目標とする。
教育の方法と技術 学校における授業の歴史と世界各国の教育方法について学びながら、教育方法に関する様々な視点を身につける。また、授業実践の教育心理学的基礎について学ぶ。さらに、情報機器を使用した授業の方法を学び、その利点と問題点を理解する。
特別支援教育 障害を持つ子どもに接するとき私たちが無意識にもつ考え方を意識化して捉え、障害を多面的に捉えるようにする。障害を持つ子どもの教育について、基礎知識を習得する。また、総合保育や小学校、中学校、高等学校における特別支援教育における子どもたちの育ちの様子や支援の方法、保育者・教師のあり方、他機関との連携について理解する。
生徒指導・進路指導論 生徒指導の目的と内容、生徒指導の位置づけ、生徒指導体制、法制度、教育相談、進路指導、問題行動の指導など、生徒指導についての基礎知識を習得し、生徒指導の「全体像」をつかむことを目指す。また、「いじめ」、「不登校」、「暴力行為」、「発達障害」などの諸問題についても適切な知識を学び、自分なりの考えを持つことを目指す。
教育相談 子どもが育つ過程で、周囲の人々(保護 者・保育者・教師など)に「困ったこと」が捉えられたとき、保育の場で相談活動が必要とされる。誰が、何に困っているのか、そして困っている人々にどのような援助をしていったらいいのか。本科目では、カウンセリングマインドを生かした子ども理解、発達課題への対応、親との相談活動の基本を学んでいく。
指導法関連科目群
初等国語科指導法 「話すこと・聞くこと」、「書くこと」、「読むこと」、「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」の指導方法を深めることによって、小学校教員として必要な国語科の指導力を養成する。様々な言語活動を通じて、児童の言語能力を高めるための方策を探る。ねらいが明確で、6年間を見通した指導ができる力を育成することを目指す。
初等社会科指導法 小学校社会科の目標、及び内容を理解し、社会科の授業で何をどのように教えるかを学ぶ。さらに、実際に授業を行うために、小学校の社会科の特質が分かり、指導内容や指導方法などの基礎理論を理解したうえで、学習指導案の書き方を理解し、それを活用して授業ができることを目指す。
初等算数科指導法 「算数科」における授業を学習指導案の作成や具体的な実践を通して研究する。 「目標」「内容」「方法」「評価」を理論的にとらえられるように授業を構成する。
初等理科指導法 小学校教員として、児童を指導するために必要な基礎的な能力、その中でも「理科に関する能力」を養成する。 具体的には、以下の資質・能力を身に付ける。
・小学校理科の目標や内容を理解し、教科の本質を捉えること。
・小学校理科の指導内容、指導方法、評価の在り方について理解すること。
・小学校理科学習指導案の作成や模擬授業の実践を通して、授業の持ち方について理解すること。
初等生活科指導法 小学校教員として、児童を指導するために必要な基礎的な能力、その中でも「生活科に関する能力」を養成する。 具体的には、以下の資質・能力を身に付ける。
・小学校生活科の目標や内容を理解し、教科の本質を捉えること。
・小学校生活科の指導内容、指導方法、評価の在り方について理解すること。
・小学校生活科学習指導案の作成や模擬授業の実践を通して、授業の持ち方について理解すること。
初等音楽科指導法 この科目では、演習により、教材研究の仕方及び指導法を学ぶ。これには、指導に必要な歌唱、リコーダー、楽器、指揮など基礎的な知識と技能を習得することも含まれている。
初等図画工作科指導法 本科目では小学校における図画工作科の指導・運営を行えるようになることを目的としている。そのために図画工作科の意義や歴史を学ぶこと、また具体的な指導案の作成、評価の方法などのさまざまな事項について学ぶ。
初等家庭科指導法 小学校家庭科の目標や内容、教科としての特性を理解し、児童の発達段階や実態等をふまえ授業計画をたて、適した教材開発ができるようにする。またスクーリングでは、具体的な指導展開を提案し、自ら作成した学習指導案をもとに模擬授業の実践ができることを目的とする。
初等体育科指導法 この科目では、小学校における「体育」の授業を行なう上で必要となる基礎的な知識を習得し、自身で体育授業の具体的な在り方を構想できるようになることを目的とする。
初等外国語(英語)指導法
教科・基礎技能関連科目群
国語(書写を含む。) 国語科はどのような教科なのか、日本語の特質や言語文化はどのようなものなのか等について、文献や資料等を基に全般的な考察をしながら、国語科教育の意義や役割について理解する。また、国語についての一般的な知識や基礎的素養を身に付け、国語力の向上を図れるようにする。
社会 小学校社会科の目標、特質を理解し、各学年に応じた指導内容を具体的な授業を例に理解を深めること、及び小学校3~6年生の指導内容における指導方法や評価の仕方の理解を目標とする。 具体的な授業をイメージし、ある学年の指導案を検証する。
算数 小学校算数科の内容について、「数と計算」「量と測定」「図形」「数量関係」に分類し、学習指導要領と教科書に即して理解する。 算数的活動を通して教育における算数の役割を認識する。
理科 自然事象のもつ面白さを子どもたちに伝え ていくためには、小学校教師を目指す学生自身が自然事象に興味をもつと共に、自然科学としてのセンスを磨くことが大切である。小学校理科の目標、学習内容、問題解決、観察・実験の在り方について整理すると共に、学校における授業の構成(学習指導案の作成、教材教具の作成、安全への配慮、学習指導方法の工夫など)について理解を深める。
生活 身近な言葉である生活の概念を理解することからはじめ、生活教育の歴史や「生活科」設置の経緯を知ることから科目の特性を理解する。さらに、生活科の構造と内容を学習する。加えて、体験学習を重視する生活科の評価方法について学ぶ。授業の実際や課題についても考察する。
音楽 A 音楽に対する深い知識と演奏力を持つことは保育や教育の現場での力になるため、楽譜を正しく読み、あわせて、ピアノでの音楽表現力を高めて、それを教育現場で生かすための音楽の基礎を習得する。1コマを「音楽理論」と「ピアノ実技」と2分割して行い、それぞれ個人の力に応じてクラス分けを行う。試験の他、マーチやリズム遊びを中心にした楽曲の試験を行う。
音楽 B 楽器は自己表現を表す一つの道具である。特に幼児における楽器の取り扱い方、表現法音楽の指導のあり方等を考え、教育者としての視点で楽器表現について考える。 簡易楽器や打楽器(民族楽器)を使用しての合奏に関する授業と、ピアノを主にしたキーボードを使用しての音楽表現法を学ぶ。
図画工作 A 造形活動をとおして世界を見るとはどのようなことか、あるいは自己と世界とのつながりを実感するとはどのようなことかということについて実践的に展開することを目的とする。また受講者自身が実践をし造形の魅力を体感することを通して「図画工作」における基本的な考え方、技法、指導法を獲得する。
この科目では図画工作科における基本的な表現技法について実材に触れながら学んでいく。 また教育者としての視点がどこにあるのかということについて適宜講義を交えながら展開する。こうしたことを理解しながら図画工作の実際の指導ができるようになることを目的とする。
図画工作 B 授業目的にかかわる重要な課題を、個別の制作活動にとどまらず、個人及び小人数のチームによるプロジェクト研究、フィールドワークをきかっけとした教材開発、制作発表等の幅広い実践的な活動を通して学習していく。 また、こうした試みを基盤として、ものづくりを通して人を育てる「創造の場」とは何か、という造形における教育理念や、その指導法について理解を深める。
本授業は学生各々が自己の問題意識を向き合い、その問題を造形表現へと展開することを行う。 また鑑賞(美術館見学などを含めた)を深めることで現代の表現者が抱える問題を理解し、表現するということが人間にとってかけがえのない行為であるということを体感する。
家庭 この科目では、小学校家庭科に関する基礎的・基本的な知識を習得すること、また、布を用いた小物製作および教材作りを通して家庭科を体験的に理解する。
体育 A この科目では指導者を目指す方自身が様々な遊びの体験をすることを重視し、特に3~5歳から小学校1~3年生くらいまでの身体を使った遊びを中心に取組み、体験的な学びから、教材観や指導・支援方法について考えを深める。
運動の得意・不得意に関わらず、クラス全員を体育の授業に参加させるにはどうしたらいいか。子どもの発育・発達段階を踏まえることはもちろん、授業アイディアの出し方、授業の組み立て方について考えを深める。また指導者を目指す方自身が、運動する楽しさを再確認し、必要な体力・運動能力を培う。
体育 B この科目では、幼稚園や小学校で行なわれている「体育」をめぐる諸問題について理解し、その実践の在り方を研究的に考えられるようにすることを目的とする。
初等外国語(英語)
実習科目
教育実習指導【小学校】 (小学校実習前)実習を有意義にするための事前準備・心構えについて学ぶ。
(小学校実習後)実習中の事例を検討しながら、小学校教諭としての資質・能力・技術について、今後の自己の課題を明確にする。
教育実習【小学校】 小学校での4週間の実習を通して、児童の教育の実際と理解、保護者の理解と対応、小学校のカリキュラムや教育環境・指導方法の理解を体験・学習する。児童理解・指導方法・教材研究・研究授業を小学校ならびに指導教諭の指導のもとに体験的に学習する。
教職実践演習(小・中・高) この科目は、教職課程を履修する者の履修履歴とその状況を踏まえ、教師に必要とされる知識技能並びに資質・能力の修得したことを確認する。特に、教育の本質と目的を的確に理解し、教員に必要とされる資質・能力である「教員としての基礎的教養」「社会人としての基礎的素養」「専門職としての知識・技能」のあり方の検討を通じて、今後の教育改革と教員養成の方向性を構造的に捉える視座の育成を目指す。

武蔵野大学通信教育部で学ぶ