印刷する

仏教学研究科 仏教学専攻

img_M_940470.jpg

現代社会が直面する諸問題に解決のみちしるべとなる仏教の学識

形あるものを追い求めてきた現代文明の生んだ、形のない問題の数々は、人間の生き方や人生の根本的意義、こころの動きや病的な変容にまで至 り、本学はこうした現代社会の抱える今日的課題に対して解決のみちしるべとなり得るひとつの処方箋が仏教であると考えます。近年、仏教は自己修養やこころのケアといった分野で注目を集めており、実務や臨床の現場においても仏教思想の応用が期待されています。

本研究科では古代から現代に至るまでの仏教の歴史とその思想を専門的に修得し、人間の持ちうる根源的苦悩と、近代的思考のはらむ社会的諸問題を真正面から受け止め、仏教の精深な学識をもって自ら考えることのできる能力を養い、仏教の真理観、人間観に立って実践的に解決できる人材を育成します。

基本情報

学位 修士(仏教学)
修業年限 2年
在籍年限 6年:休学期間(1年単位で通算して2年まで)を除く。入学年度は休学できません。
入学定員 20名
入学時期 4月
入学案内 入学案内
学費 学費(大学院)
教育方針 3つの教育方針

詳しくは大学院通信教育部ガイドをご確認ください。


大学院通信教育部ガイド

TOPICS

生き方として活かされる親鸞の教え

パンデミックやウクライナでの軍事衝突をきっかけに、今、多くの人が生きることやいのちとは何かをあらためて見つめ直しています。いのちの尊さやどう生きるべきかを考える上で、一つの道しるべになり得るのが仏教です。浄土真宗の教義研究を専門とし、仏教の教えが「生き方を考える手がかり」となるよう、研究成果を学生や市民にわかりやすく伝える活動にも力を尽くしている前田壽雄教授の研究をご紹介します。


真宗学

先輩インタビュー

学問と実践を通して、浄土真宗や仏教への理解を深め、
心豊かな社会の実現に貢献したい。

人間科学科 仏教学専攻
大学院 仏教学研究科 仏教学専攻
市川 明(法名:釋明法)さん


先輩インタビュー:市川明さん

修了要件

32単位以上(必修:12単位/選択:20単位以上)

2年以上在学し、必修8単位を含む28単位以上を修得し、かつ特定課題研究演習(4単位)の成果の審査および試験の合格が必要です。

特定課題研究演習は、1年次の「仏教学特論」および「仏教史特講」の単位修得、ならびに履修前年度の指定された日までに研究計画書を提出していることが履修条件となります。

特定課題研究演習

一般的に、大学院では修士論文の執筆が必修になりますが、本専攻では修士論文にかえて特定課題研究演習の成果を提出します。
以下の指定課題1~4の中から1つを選択し、さらにそれらの課題を絞り込んだ指定テーマを文献に基づき研究し、成果を論文としてまとめ、発表します。

指定課題

  1. 仏教における人間観
  2. 仏教史における諸問題
  3. 仏教の思想・文化における諸問題
  4. 現代社会の諸問題と仏教

2023(令和5)年度 指導教員

2023年4月現在

教員名(五十音順) 研究キーワード
石上 和敬 仏教/インド/宗教
遠藤 祐介 人文・社会/中国哲学/印度哲学/仏教学
碧海 寿広 宗教学/思想史/近代仏教/仏像/高楠順次郎/真宗/宗教と科学
下田 正弘 仏教思想史/大乗経典研究/人文情報学/デジタル・ヒューマニティーズ/死生学
長尾 重輝 仏教学/大乗仏教
新作 慶明 中観派/インド大乗仏教/仏教学
前田 壽雄 人文・社会/中国哲学、印度哲学、仏教学/真宗学

カリキュラム

2024(令和6)年度 カリキュラム

仏教学研究科 仏教学専攻

開講年次や学修方法、単位数、授業料、スクーリング受講料等を掲載しております。以下のPDFよりご確認ください。

2023年9月時点の予定であり、科目名・学修方法等が変更になる場合があります。


2024年度カリキュラム(大学院_仏教学専攻)

 学修方法の選択時期について

正科生と科目等履修生で選択時期が異なります。

正科生 入学後の4月上旬に選択します。出願時に選択することはできません。
科目等履修生 インターネット出願時に選択します。

スクーリング(S)またはスクーリング・レポート(SR)を選択する場合は、入学後に別途スクーリングをお申し込みの上、スクーリング受講料を納入してください。

2023(令和5)年度 シラバス

以下ページよりシラバス一覧をご確認ください。


シラバス

スクーリング

  • 開講方法および日程・時間割は科目によって異なります。
  • スクーリングを受講する場合は、WBTからの申込みとスクーリング受講料の納入が必要です。
  • スクーリング受講料については、前項のカリキュラムをご確認ください。

学修方法「スクーリング」の受講・種類について

スクーリング種類 内容 受講期間
対面授業 来校の上、対面で授業を行う 下表の開講日程表のとおり
オンライン授業
Zoomなどによる同時双方向型授業
Zoom等を使用して授業を行う(自宅で受講が可能)
ハイフレックス授業 対面授業またはオンライン授業(Zoom等)のどちらか希望の方法で受講

スクーリング開講日程表

以下のPDFをダウンロードしてください。

学階課程

学階とは、浄土真宗本願寺派(西本願寺)において、真宗学、仏教学に通じた者に与えられる学位で、得業・助教・輔教・司教・勧学の5段階があります。本研究科では以下の科目を修得すると学階を受けるための得業予試・本試が免除され、直接、殿試受験(初めての学階授与を願う者が受けるための試験)が可能になります。

必修
仏教基礎入門 ※ 修了要件に含まれません
真宗概論
浄土教理史
仏教学特論 [ 修了必修 ]
インド仏教特講
真宗学特講
浄土教特講
1科目選択
仏教史特講 [ 修了必修 ]
真宗史

補完教育科目

本研究科の基礎となる学部の専門教育を受けていない方のために、大学学部の学科専門科目を補完的に履修することができます。これらの科目の履修は無料ですが、あくまで補完として履修するものであり、科目の単位は修得できません

仏教・思想系科目
仏教基礎入門
共生の原理(仏教縁起論)
仏教史
宗教学概論
ヒンドゥーの文化と思想
仏教美術
仏教文化入門

 注意事項

本研究科仏教学専攻の在籍者が学階課程科目として「仏教基礎入門」の単位修得を目的に履修する場合は、「仏教基礎入門」の履修登録を行う必要があるため、授業料が発生します。
無料の「補完教育科目」として学修する場合は、単位認定されませんのでご注意ください。

担当教員

2023(令和5)年度 担当教員

2023年4月現在

科目名 担当教員
人間学・仏教系科目群
人間学特講 一ノ瀬 正樹
仏教史特講 長尾 重輝
仏教学特論 新作 慶明
人間倫理特論 一ノ瀬 正樹
高橋 晃一
ターミナルケア特論 小西 達也
現代仏教特殊研究 石上 和敬
松本 紹圭
仏教・思想系科目群
インド思想特講 佐藤 裕之
インド語仏教文献講読 下田 正弘
中国思想特講 遠藤 祐介
近代仏教特講 碧海 寿広
インド仏教特講 日野 慧運
中国仏教特講 西本 照真
東南アジア仏教特講 山田 均
外国語仏教文献講読 Charles Muller
浄土教特講 石上 和敬
前田 壽雄
真宗概論 前田 壽雄
真宗史 岡村 喜史
浄土教理史 [隔年開講] 梯 信暁
真宗学特講 [隔年開講] 2023年度休講
真宗文献講読 前田 壽雄
仏教文化特講 下野 玲子
種村 隆元
特定課題研究演習
特定課題研究演習 石上 和敬
遠藤 祐介
碧海 寿広
下田 正弘
長尾 重輝
新作 慶明
前田 壽雄

お問い合わせ

武蔵野大学大学院 通信教育事務課
TEL.042-468-3482
E-mail.dtsushin@musashino-u.ac.jp

PCメールアドレスよりお問い合わせください。携帯電話、スマートフォンのメールアドレスからのお問い合わせには、各キャリアの設定により、こちらからの返信が出来ない場合がございます。