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人間社会研究科 人間学専攻

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宗教、思想、心理学から”人間 ”にアプローチする新しい学問を追及

近年、日本では、社会、経済、政治において意識の変化や価値観の多様化が急速に進んでいます。高齢化、核家族化、医療技術の進歩に伴う人間の死生観の変化、長寿に伴う看護や介護等の生老病死の問題など現代特有の様々な問題は、社会の混乱、人間の疎外化などを引き起こしています。このように、かつて経験したことのない社会環境の質的かつ量的変化の中にあって、真の意味における「人間の心」の問題に真っ向から取り組み、人間関係の新しい構築や修復を図れる人材を養成することを目的とします。

「人間とは何か」「生きるとは何か」「いのちとは何か」など人生の根幹の問題であるテーマに対し、思想・哲学、心理学、保健・福祉などの側面から学際的にアプローチします。他者の悩みを真摯に受け止め、アドバイスをするなど、共に悲しみ、悩む人々に寄り添う存在となり得る医療人や福祉関係者及び宗教者などのブラッシュアップを図ります。

基本情報

学位 修士(人間学)
修業年限 2年
在籍年限 6年:休学期間(1年単位で通算して2年まで)を除く。入学年度は休学できません。
入学定員 60名
入学時期 4月
入学案内 入学案内
学費 学費(大学院)
教育方針 3つの教育方針

詳しくは大学院通信教育部ガイドをご確認ください。


大学院通信教育部ガイド

修了要件

修了要件

40単位以上(必修:24単位/選択:16単位以上)

2年以上在学し、必修20単位を含む36単位以上を修得し、かつ特定課題研究演習(4単位)の成果の審査および試験の合格が必要です。

特定課題研究演習は、履修前年度までに1年次開講の必修5科目のうち4科目(16単位)以上を修得、ならびに履修前年度の指定された日までに研究計画書を提出していることが履修条件となります。

特定課題研究演習

一般的に、大学院では修士論文の執筆が必修になりますが、本専攻では修士論文にかえて特定課題研究演習の成果を提出します。
以下の指定課題1~3の中から1つを選択し、さらにそれらの課題を絞り込んだ指定テーマを文献に基づき研究し、成果を論文としてまとめ、発表します。

指定課題

  1. 人間性の危機に関する考察
  2. 生と死をめぐる諸問題
  3. ライフサイクルとアイデンティティをめぐる諸問題

2023(令和5)年度 指導教員

教員名(五十音順) 研究キーワード
淺野 敬子 PTSD/性暴力被害/被害者支援/トラウマ
一ノ瀬 正樹 犯罪と刑罰/音楽/死/意思決定/確率/人格/因果性/Death/Music/Decision/Probability/Person/Causation
小西 達也 実存的価値論/臨床宗教師/チャプレン/スピリチュアリティ/スピリチュアルケア
佐藤 裕之 仏教学/印度哲学
鈴木 健太 インド/仏教/India/Buddhism
西本 照真 インド哲学/中国哲学/仏教学
野口 普子 健康行動/魚油/食習慣/臨床研究/認知的評価/外傷後ストレス障害
日野 慧運 大乗経典/インド仏教/Mahayana Buddhism

カリキュラム

2024(令和6)年度 カリキュラム

人間社会研究科 人間学専攻

開講年次や学修方法、単位数、授業料、スクーリング受講料等を掲載しております。以下のPDFよりご確認ください。

2023年9月時点の予定であり、科目名・学修方法等が変更になる場合があります。


2024年度カリキュラム(大学院_人間学専攻)

 学修方法の選択時期について

正科生と科目等履修生で選択時期が異なります。

正科生 入学後の4月上旬に選択します。出願時に選択することはできません。
科目等履修生 インターネット出願時に選択します。

スクーリング(S)またはスクーリング・レポート(SR)を選択する場合は、入学後に別途スクーリングをお申し込みの上、スクーリング受講料を納入してください。

2023(令和5)年度 シラバス

以下ページよりシラバス一覧をご確認ください。


シラバス

スクーリング

  • 開講方法および日程・時間割は科目によって異なります。
  • スクーリングを受講する場合は、WBTからの申込みとスクーリング受講料の納入が必要です。
  • スクーリング受講料については、前項のカリキュラムをご確認ください。

学修方法「スクーリング」の受講・種類について

スクーリング種類 内容 受講期間
対面授業 来校の上、対面で授業を行う 下表の開講日程表のとおり
オンライン授業
Zoomなどによる同時双方向型授業
Zoom等を使用して授業を行う(自宅で受講が可能)
ハイフレックス授業 対面授業またはオンライン授業(Zoom等)のどちらか希望の方法で受講

スクーリング開講日程表

以下のPDFをダウンロードしてください。

補完教育科目

本専攻の基礎となる学部の専門教育を受けていない方のために、大学学部の学科専門科目を補完的に履修することができます。これらの科目の履修は無料ですが、あくまで補完として履修するものであり、科目の単位は修得できません

仏教・思想系科目

  • 仏教基礎入門
  • 共生の原理(仏教縁起論)
  • 仏教史
  • 宗教学概論
  • ヒンドゥーの文化と思想
  • 仏教美術
  • 仏教文化入門

心理系科目

  • 心理学概論
  • 発達心理学
  • パーソナリティ心理学
  • 社会心理学
  • 臨床心理学

担当教員

2023(令和5)年度 担当教員

2023年4月現在

科目名 担当教員
人間学系科目
人間学特講 一ノ瀬 正樹
死生学特講 川端 美季
老年学特講 菅原 育子
グリーフケア特講 新明 一星
カウンセリング特講 野口 普子
仏教・思想系科目
インド思想特講 佐藤 裕之
中国思想特講 遠藤 祐介
西洋思想特講 富山 豊
仏教文化特講 下野 玲子
種村 隆元
比較宗教特論 寺田 喜朗
人間倫理特論 一ノ瀬 正樹
高橋 晃一
心理系科目
発達心理学特講 今福 理博
認知心理学特講 栗山 直子
人格心理学特講 高橋 恵理子
社会心理学特講 福沢 愛
環境心理学特講 佐野 奈緒子
保健・福祉系科目
メンタルヘルス特論 野口 普子
ケースワーク特論 矢野 明宏
ターミナルケア特論 小西 達也
特定課題研究演習
特定課題研究演習
淺野 敬子
一ノ瀬 正樹
小西 達也
佐藤 裕之
鈴木 健太
西本 照真
野口 普子
日野 慧運

お問い合わせ

武蔵野大学大学院 通信教育事務課
TEL.042-468-3482
E-mail.dtsushin@musashino-u.ac.jp

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