武蔵野大学通信教育部

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人間社会研究科 実践福祉学専攻

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実践と理論を融合させることにより、その先の福祉を確立

現代社会において、福祉の実践と理論の乖離が指摘され続けています。これは福祉が新しい学問であることが、その要因の1つと考えられ、今後も暗中模索の状況が継続すると言っても過言ではないでしょう。しかし、高齢化や少子化をはじめとする、さまざまな社会状況の変化の中で、福祉のあり方も変わってきています。したがって、よりよい福祉の実現のためには、福祉の実践と理論の融合が焦眉の急であるといえます。

2018年4月に開設した実践福祉学専攻は、福祉の領域を、加速度的に発展させるために、福祉の実践と理論をしっかり繋げることを大きな目標として掲げスタートします。現場で行われている実践を帰納的に理論化し、これまで紡がれてきた理論を結びつけることで、福祉の領域は深まります。これにより支援を必要としている人たちの生活課題の緩和・解決の方法が普遍化されることにつながると考えます。さらに、生活課題が生じている社会的な背景を明らかにし、そこに切り込んでいくことで、より良い環境へと導くことができるでしょう。本専攻で学ぶみなさんが、そのような循環を実践の場で生み出せるような知見が身につくことを願っています。

基本情報

学位 修士(社会福祉学)
修業年限 2年(最長在学年数:6年)
入学定員 10名
入学時期 4月
入学案内 入学案内
学費 学費(大学院)
教育方針 3つの教育方針

詳しくは大学院通信教育部ガイドをご確認ください。


大学院通信教育部ガイド

修了要件

30単位以上(必修:7単位/選択:23単位以上)

2年以上在学し、必修3単位を含む26単位以上を修得し、かつ特定課題研究演習(4単位)の成果の審査および試験の合格が必要です。

特定課題研究演習は、履修前年度までに1年次開講の必修2科目(3単位)を修得、ならびに履修前年度の指定された日までに研究計画書を提出していることが履修条件となります。

特定課題研究演習

研究とその方法の修得を通して、困難事例への高い相談援助技能はもちろんのこと、ケースマネジメント力、人材育成力、他機関・他専門職との連携力、組織運営管理力、福祉資源開発力、研究力等を担保する具体的実践技能の理論化を行うことを目的とします。

一般的に、大学院では修士論文の執筆が必修になりますが、本専攻では修士論文にかえて特定課題研究演習の成果を提出します。
以下の指定課題1~3の中から1つを選択し、さらにそれらの課題を絞り込んだ指定テーマを文献に基づき研究し、成果を論文としてまとめ、発表します。

指定課題

  1. 社会福祉実践に関する研究
  2. 社会福祉実践に係る組織運営管理に関する研究
  3. その他、社会福祉サービス・制度政策等に関する研究

2023(令和5)年度指導教員

2023年4月現在

教員名:五十音順

大崎 広行 教育福祉/特別支援教育/発達障害/学校福祉行政/福祉教員/生徒福祉課/学校福祉実践/スクールソーシャルワーカー活用事業/スクールソーシャルワーク/教育相談
木下 大生 障害者福祉/多文化共生/ソーシャルワーク/司法福祉/認知症/知的障害
熊田 博喜 地域福祉/NPO/ソーシャル・インクルージョン/コミュニティ
小髙 真美 ソーシャルワーク/自殺予防/精神保健
永野 咲 Social Work/Child and Family Service/Out-of-Home Care/Foster Care/ソーシャルワーク/子ども家庭福祉/社会的養護
野口 友紀子 社会福祉史/社会福祉学/Social welfare
稗田 里香 社会福祉学/ソーシャルワーク実践理論生成/アディクション
渡邉 浩文 認知症ケア 高齢者福祉/ケアマネジメント/ソーシャルワーク
渡辺 裕一 ソーシャルワーク教育/地域住民のエンパワメント/高齢者福祉とソーシャルワーク

カリキュラム

学習方法(R・S)

レポート(R)、スクーリング(S)のうち、科目ごとに設定されている学習方法からいずれかを選択して学習します。

  • 学習方法が1つの科目は選択できません。
  • 学習方法の詳細についてはこちら  学習方法

 学習方法の選択時期について

正科生と科目等履修生で選択時期が異なります。

正科生 入学後の4月上旬に選択します。出願時に選択することはできません。
科目等履修生 インターネット出願時に選択します。

スクーリング(S)を選択する場合は、入学後に別途スクーリングをお申し込みの上、スクーリング受講料を納入してください。

2023(令和5)年度カリキュラム

2022年9月時点の予定であり、科目名・学習方法等が変更になる場合があります。

科目名 単位数 授業料 学習方法 スクーリング
受講料
備考
必修 選択
1年次
実践研究基盤科目群
仏教と共生原理 2 22,000 R
S 15,000
社会福祉理論研究 2 22,000 R
S 15,000
ソーシャルワーク理論研究 2 22,000 R
S 15,000
社会福祉制度政策研究 2 22,000 R
S 15,000
実践技能研究科目群
ケースワーク特論 2 22,000 R
S 15,000
グループワーク特論 2 22,000 R
S 15,000
コミュニティワーク特論 2 22,000 R
S 15,000
スーパービジョン特論 2 22,000 R
S 15,000
ケースマネジメント特論 2 22,000 R
S 15,000
ソーシャルアドミニストレーション特論 2 22,000 R
S 15,000
プログラムエバリュエーション特論 2 22,000 R
S 15,000
チームアプローチ特論 2 22,000 R
S 15,000
ソーシャルワークリサーチ特論 2 22,000 R
S 15,000
ケースカンファレンス特論 2 22,000 R
S 15,000
調査研究指導科目群
ソーシャルワークリサーチ演習 1 11,000 S 15,000
フィールドワーク演習 1 11,000 S 15,000
2年次
特定課題研究演習
特定課題研究演習 4 44,000 正科生のみ

備 考:正科生のみ

  • 下位学年の開講科目はどの科目でも履修できます。
  • 履修途中の科目は次年度以降の再履修になります。
  • 履修1年目の科目(スクーリング科目を除く)の単位を修得できなかった場合、翌年度に同一の学習方法で履修を継続する場合に限り、履修1年目の合格実績を2年目にのみ持ち越すことができます。この場合、履修2年目に関しては、授業料を納入する必要はありません。

スクーリング

2023(令和5)年度スクーリング日程

  • 2023.04.20 更新
  • 開講方法および日程・時間割は科目によって異なります。

交通アクセス

講義内容

シラバス

以下ページよりシラバス一覧をご確認ください。

担当教員

2023(令和5)年度担当教員

2023年4月現在

科目名 担当教員
実践研究基盤科目群
仏教と共生原理 新作 慶明
社会福祉理論研究 野口 友紀子
ソーシャルワーク理論研究 木下 大生
社会福祉制度政策研究 山本 雅章
実践技能研究科目群
ケースワーク特論 大崎 広行
グループワーク特論 小俣 智子
コミュニティワーク特論 小田川 華子
スーパービジョン特論 稗田 里香
ケースマネジメント特論 渡邉 浩文
下垣 光
ソーシャルアドミニストレーション特論 熊田 博喜
プログラムエバリュエーション特論 小髙 真美
チームアプローチ特論 矢野 明宏
ソーシャルワークリサーチ特論 永野 咲
ケースカンファレンス特論 小松 美智子
調査研究指導科目群
ソーシャルワークリサーチ演習 渡辺 裕一
フィールドワーク演習 大崎 広行
木下 大生
熊田 博喜
小髙 真美
永野 咲
野口 友紀子
稗田 里香
渡辺 裕一
特定課題研究演習 大崎 広行
木下 大生
熊田 博喜
小髙 真美
永野 咲
野口 友紀子
稗田 里香
渡邉 浩文
渡辺 裕一

お問い合わせ

武蔵野大学大学院 通信教育事務課
TEL.042-468-3482
E-mail.dtsushin@musashino-u.ac.jp

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