武蔵野大学 通信教育部はインターネットを利用して学べる通信制大学です

武蔵野大学 MUSASHINO UNIVERSITY 通信教育部

印刷する

【仏教学専攻】講義内容と担当教員

学科科目
区分 授業科目 単位数 1年次入学 3年次編入
基礎科目(必修) 仏教(自己を見つめる)〈SR〉※1 ※M 4(2) 3年
共生の原理(仏教縁起論)〈ST〉※1 ※M 4(2)
宗教学概論〈T〉 4 1年
仏教史〈T〉 4
人間論〈ST/T〉 ※M 4(2)
仏教経典概論〈R〉 4 2年
西洋思想と仏教〈R〉 4
選択科目 基礎科目
大学基礎〈STR〉※M 1(0) 3年
<仏教基礎科目群>
仏教基礎入門〈ST〉※M 4(2) 2年 3年
『阿含経典』を読む(1)〈SR〉※M 4(2) 3・4年 4年
『阿含経典』を読む(2)〈R〉 8
『般若経典』を読む(1)〈SR〉 4(2)
『般若経典』を読む(2)〈R〉 8
<浄土教科目群>
浄土教入門〈SR〉 4(2) 2年 3年
『浄土三部経』を読む(1)〈SR〉 4(2) 3・4年 4年
『浄土三部経』を読む(2)〈R〉 8
『教行信証』を読む(1)〈SR〉 4(2)
『教行信証』を読む(2)〈R〉 8
『歎異抄』 を読む(1)〈SR〉※M 4(2)
『歎異抄』 を読む(2)〈R〉 8
真宗教義〈SR〉 4(2)
真宗史〈T〉 4
<仏教思想科目群>
仏教思想入門〈SR〉※M 4(2) 2年 3年
『法華経』を読む(1)〈SR〉 4(2) 3・4年 4年
『法華経』を読む(2)〈R〉 8
『華厳経』を読む(1)〈SR〉※M 4(2)
『華厳経』を読む(2)〈R〉 8
『唯識三十頌』 を読む(1)〈SR〉 4(2)
『唯識三十頌』 を読む(2)〈SR〉 8
『禅語録』を読む(1)〈SR〉※M 4(2)
『禅語録』を読む(2)〈R〉 8
<仏教文化科目群>
仏教文化入門〈ST〉※M 4(2) 2年 3年
現代と仏教〈SR〉 4(2) 2年 4年
実践仏教〈S〉 2(2)
生活仏教(日本仏教の諸宗派)〈S〉※M 2(2)
坐禅研修〈S〉 2(2)
念仏研修〈S〉 2(2)
仏跡研修[隔年]〈S〉 4(2)
インド・チベット仏教文化〈SR〉 4(2) 2・3・4年
中国仏教文化〈SR〉 4(2)
ヒンドゥーの文化と思想〈ST〉※M 4(2)
仏教儀礼(仏教民俗学)〈T〉 4
仏教美術〈ST〉 4(2)
<浄土真宗本願寺派教師資格科目群>
宗門法規〈T〉 2 3・4年 4年
勤式作法〈S〉 4(4)
布教法〈SR〉 4(2)
<人間学科目群(上限12単位まで)>
家族関係論〈ST/T〉 4(2) 2・3・4年
4年
グリーフケア・トラウマケア〈T〉 2
ターミナルケアと看護〈S〉 2(2)
死生学〈T〉 4
老年学〈TR〉 4
生命倫理〈T〉 4
<自由研究>
仏教聖典を語る〈R〉 6 4年 4年

共通科目 講義内容の一覧はこちら

必修科目

仏教(自己を見つめる)

2500年ほど前、インドで成立し、アジアを中心として世界各地に伝わり、人々の生き方に大きな影響を与えてきた仏教の思想と歴史について学ぶ。仏(ブッタ)とは「目覚めたもの」という意味であるから、仏教を学ぶことはブッタの目覚めを学ぶことに他ならない。すなわち、自己と他者、そして世界の在り方を徹底して見つめ、生きとし生けるものの「いのち」の在り方に気づき、目覚めていくことが仏教を学ぶ意義ということになる。

担当教員

佐藤 裕之

共生の原理(仏教縁起論)

仏教では、この世の事象は全て縁起の上に 成立ち、この世のすべてのものは関連しており、依存し合って存在するもので、どれひとつとして孤立するものはないという。異世代間、人と社会、地域と世界、異性間、人と自然等、現代に求められている共生の原理として、この仏教の縁起論を学ぶ。

担当教員

K.K.Tanaka

人間論

この講義は、人間科学部の4年間の学習の基礎として、人間に関する基礎的知識と多元的認識能力を学生各人に与え、総合的人間理解の基礎を形成することを目的とする。特に、東洋思想面と西洋思想面から講義が行われる。

担当教員

佐藤 裕之
下條 慎一

宗教学概論

現代は、グローバル化が進むと同時に新たなローカル性も顕著になるグローカルな時代であると言われている。世界各地の様々な宗教伝統は、世俗化や先進国発信の価値観の影響を受けると同時に、各地域の歴史・文化を背負ったローカルな個性として、世界の表舞台にあらためて姿を見せるようになってきている。世界各地の宗教の知識・理解を持つことは、このグローカル時代の世界・人間理解には不可欠である。本科目では、世界の様々な宗教の歴史・思想・文化の基礎的理解を目指す。

担当教員

杉木 恒彦

仏教史

今日、文明間の衝突の時代に、一神教とは異なる独自の宗教価値体系をもつ世界宗教としての仏教を学ぶ意義は計り知れない。本科目は、仏教の歴史的発祥の地であるインドにおける仏教の歴史的発展から中央アジアを経由して中国にわたり独自の展開をとげ、朝鮮半島を経て日本にわたってきた仏教の歴史的発展を展望する。しかし、仏教史は過去の仏教の歴史を学ぶことのみが目的ではない。現在の仏教の歴史的状況を学ぶことが同時に大切である。今日、世界宗教である仏教は欧米でも、特に知識人らに評価を受けている。この点も考慮し仏教史の体系的に理解に努める。

担当教員

佐藤 裕之

仏教経典概論

仏教の開祖である仏陀は教えを説くだけで、それをまとめて記録することはなかったが、仏陀の入滅後、仏説として多くの経典が成立した。それらの内容は多様で、成立した時代も地域も異なり、展開も影響も一様ではない。本科目では、このような経典を体系的に理解することを目的として、その成立・形式・構成などを学習する。あわせて、代表的な経典の概要も学ぶ。これら学習は、各経典を講読する「読むシリーズ」の基礎であり、各経典の背景理解につながる。

担当教員

鈴木 健太

西洋思想と仏教

仏教は今から2500年前にインドで成立し、東アジア・東南アジアを中心に広がった。しかし、中世以降、仏教は欧米にも紹介され、多くの思想家たちの注目を浴びてきた。それは、西洋における仏教の受容という面だけではなく、西洋思想というフィルターを通し、仏教が多角的に理解される契機にもなった。無我や無常などの仏教的考えが西洋思想とどのように異なり、どの点に共通性があるのか、また、西洋の思想家たちが仏教をどのように理解してきたのか。これらの問題を比較思想という視点で考えるのが本科目の目的である。

担当教員

佐藤 裕之

基礎科目

大学基礎

この「大学基礎」は、武蔵野大学通信教育部での学習の入門科目にあたります。この科目では、武蔵野大学通信教育部での学習に用いるWBT(Web-Based-Training)システムの使い方を理解します。さらに大学生としての学びの姿勢とレポート作成を中心とした技術についても理解します。この科目の履修によって、武蔵野大学通信教育部での学習が円滑に進められることをねらいとしています。

担当教員

黒河内 利臣

選択科目<仏教基礎科目群>

仏教基礎入門

本科目は仏教の基礎ともいえる以下の三分野について学んでいく。(1)阿含経典やアビダルマ文献を通して仏教の基本的な教理を学ぶ。仏教の人間観、心理分析、煩悩の究明、世界の捉え方、修行の意味と有り方、等を中心に扱う。(2)初期大乗仏教を代表する<般若経典>類を足がかりに、空、縁起、波羅蜜、菩薩道などの基本的な概念を学ぶ。(3)戒律 文献等を通して僧侶の生活の実態や初期仏教教団の運営の有り方などについて理解を深め、インドにおける仏教の実像に迫る。

担当教員

新作 慶明

『阿含経典』を読む(1)

漢訳『阿含経典』の中から、釈尊の伝記に相当する資料を学び、独力で読解することを目標とする。各資料の読解を通して、釈尊の生涯の有名な出来事についても知識を増やし、理解を深める。

担当教員

新作 慶明

『阿含経典』を読む(2)

さらに漢訳仏典の読解力をつけるため、有名な仏弟子のエピソードに関するもの、戒律資料、原始仏教の重要な教義を扱う資料などを学ぶ。『阿含経典』だけではなく、戒律文献などをも取り上げ、幅広い資料に当たることによって、漢訳仏典読解力の向上を目指す。

担当教員

新作 慶明

『般若経典』を読む(1)

「般若経」の基本的な部分が書かれている『小品系般若経』と『金剛系般若経』について学習する。これらの漢文を学ぶことによって、「般若経」の基本的な性格について理解を深める。

担当教員

藤丸 智雄

『般若経典』を読む(2)

さらに学習を進め、個別の「般若経」の持つ個性について学ぶ。具体的には、『仁王般若経』、『般若心経』『理趣経』について学習する。また、経典そのものだけでなく、関連する仏典など幅広い資料に当たることによって漢訳を読む技術を学び、漢文を読む力の向上をはかる。最終的には「般若経」全体の理解をまとめる作業を行う。

担当教員

藤丸 智雄

選択科目<浄土教科目群>

浄土教入門

浄土教の信仰・思想の核心は、仏国土に往き生まれることである。しかし、仏国土に生まれるということは、いかなることなのであろうか。私たちに何をもたらすものなのであるかという点を中心に、インドの龍樹ボサツ(ナーガールジュナ)、世親ボサツ(ヴァスバンドゥ)、そして中国、日本の浄土教の諸師といわれる人々について学びたい。特に日本浄土教 の法然(源空)、親鸞を中心に浄土の教えを学んでいきたいと思う。

担当教員

前田 壽雄

『浄土三部経』を読む(1)

始めに浄土三部経を概観する。浄土三部経を学ぶ上で必須となる大乗仏教の特色について学び、浄土思想について基本的な理解を得る。続いて漢訳『無量寿経』を読み、菩薩や慈悲など大乗仏教の最も根本的な思想を理解していく。

担当教員

小山 一行

『浄土三部経』を読む(2)

『観無量寿経』『阿弥陀経』を読む。日本では法然・親鸞という偉大な思想家によって浄土教は絶対他力思想としての最終的な完成を見た。その意義も考えていき、最後にまとめとして現在に生きる私たちに浄土三部経が何を問いかけているのかを考えたい。

担当教員

小山 一行

『教行信証』を読む(1)

まず『教行信証』の成立時期やその撰述の動機等について学び、続いて「総序」「教巻」「行巻」、そして「信巻」の前半部分を学ぶ。『教行信証』前半の内容を把握するとともに、そこに説かれた親鸞の重要な教義を理解することを目標とする。

合群 信哉

『教行信証』を読む(2)

「信巻」後半部分、「証巻」「真仏土巻」 「化身土巻」を読み進め、『教行信証』後半の内容を把握し、さらに親鸞の教義を深く理解することを目指す。(1)(2)を通して学ぶことにより、全体像を把握し、それに伴い親鸞の根本的な立場やその思想的特質を理解することができる。

担当教員

合群 信哉

『歎異抄』を読む(1)

『歎異抄』前半の中から、「前序」、第一条から第三条を学ぶ。原文の『歎異抄』を独力で読解し、大乗仏教の中の浄土教を理解することを目標とする。法然から親鸞へ、親鸞から唯円へと伝わった浄土教を学び、浄土真宗の有名な出来事についても理解を深める。

担当教員

前田 壽雄

『歎異抄』を読む(2)

前半で学んだことをもとに、さらに後半の第四条から第十条、「後序」を学ぶ。原典の読解を深め、仏教の中の浄土教を理解することを目指す。浄土真宗の有名な逸話や『歎異抄』を巡る様々な解釈や親鸞の教えである浄土真宗の教理なども学ぶ。

前田 壽雄

選択科目<仏教思想科目群>

仏教思想入門

『般若経』、『法華経』、『華厳経』、唯識経論、浄土経論、禅文献などの諸文献を読み進めていくための基礎となる、大乗仏教の基本的思想について学んでいく。具体的には、大乗仏教運動の成立の背景、大乗仏教の仏陀観、大乗仏教の諸思想(空の思想、唯心の思想、如来蔵の思想)、菩薩の修行の思想、大乗仏教の戒律観、本願と慈悲の思想、などのテーマについて学習する予定である。

担当教員

西本 照真 須山 長治(スクーリング) 加藤 弘二郎(スクーリング)

『法華経』を読む(1)

まず『法華経』がどのような特色をもつ経典であるのかということや読むための資料や参考書にどのようなものがあるのかなど、必要な予備知識を習得する。それから『法華経』の原文を読みつつ、漢訳『妙法蓮華経』を独力で読解することを目標とする。

担当教員

田村 完爾

『法華経』を読む(2)

引き続き『法華経』の原文を読む。(1)(2)を通して学ぶことで、「諸経の王」と尊ばれ、広くアジア諸国に流布し、現代でも西欧諸語に翻訳されている『法華経』の特徴を理解する。

担当教員

田村 完爾

『華厳経』を読む(1)

始めに『華厳経』とはどういう経典か、翻訳、構成、中心思想などについて学び、続いて『華厳経』の仏である盧舎那仏の放つ光明によって照らし出される世界の様相などについて学ぶ。『華厳経』の全体像を学び、他の経典とは異なった壮大な仏陀観を学ぶことを目標とする。

担当教員

西本 照真

『華厳経』を読む(2)

引き続き『華厳経』の重要な思想について学んでいく。同時に漢訳『華厳経』を独力で読解する力を養う。最後に「中国における華厳思想の展開」として中国において展開した華厳思想の教理的展開について学習する。

担当教員

西本 照真

『唯識三十頌』を読む(1)

玄奘訳(漢訳)『唯識三十頌』のアーラヤ識説について概観する。具体的には、唯識思想が芽生えたとされる時期から、唯識教学の集大成と言われる『唯識三十頌』が完成するまでの思想変遷について概観し、唯識説の基本となる「アーラヤ識」・「マナ識」という「心の働き」について理解を深める。唯識思想のもっとも根幹に位置する「アーラヤ識」説が、どのような理屈の上に成り立っているかについて学ぶ。

担当教員

加藤 弘二郎

『唯識三十頌』を読む(2)

実際にこの世界で見たり聞いたりする事象に関して、唯識説ではどのように解釈しうるのかについて、「三性説」という理論を紐解きながら理解を深める。さらに唯識思想において最終目的とされる「智の獲得」がいかなる意味を持つのか、またその獲得に必要とされる修行の階梯にはどのようなものがあるのかについて理解を深める。

担当教員

加藤 弘二郎

『禅語録』を読む(1)

基礎編 文献を正確に読む。難解な禅文献を読むために、まずは既にある訓読された文章(書き下ろし文)を読み、それを原文と照らし合わせていく。基礎編では原文を訓読(日本語)で読むことを目標とする。

担当教員

須山 長治

『禅語録』を読む(2)

発展編 文献から思想を読み取る。仏教が印度から中国に移入され中国人がその考えを納得してゆく過程で形成されたもの、それが禅仏教である。その過程で禅はチベットや朝鮮半島にもたらされ、やがて日本に大きく流れていく。今日でも禅のブームが繰り返し興り、国際的にも注目されている。禅とはいったいどういうものなのか。それを考えるのが発展編の課題である。

担当教員

須山 長治

選択科目<自由研究>

仏教聖典を語る

この科目は、読むシリーズ(1)と(2)で選択した仏教聖典の内容を踏まえ、履修者がその仏教聖典に関するテーマを自らが設定し、それのテーマについて深く考えることを目標とする。読むシリーズ(1)と(2)は主に知識を吸収することが目標だが、この科目はそこで吸収した知識に基づいて、自らの視点で仏教聖典を語り、解釈し、分析を加えることなどが目標となる。

担当教員

小山 一行 加藤 弘二郎  須山 長治 合群 信哉
藤丸 智雄 前田 壽雄

選択科目<仏教文化科目群>

仏教文化入門

仏教が単に思想的な営みにとどまらず、 様々な文化の総体であることは言を俟たない。そして現代日本に生きる我々も、生活の様々な側面において、その文化的影響下にある。仏教のこのような営みは 多岐に渡るが、本科目では特に、「文字の文化」として経典等の伝播の過程と仏教文学を、「形の文化」として仏教美術と仏教儀礼を取り上げる。そしてそれが仏教の思想的側面とどのように関係しながら発展してきたか、という問題にも触れながら解説していきたい。

担当教員

種村 隆元

インド・チベット仏教文化

ブッダを開祖とする仏教は、その故国であるインド及びその周辺地域だけでなく、中央アジアなどを経由して、はるか中国・朝鮮半島・日本まで伝播した。このように仏教を受容した地域で、現在まで仏 教の伝統を留める地域としてチベットがある。インド仏教の歴史において、最後の約600年は密教と呼ばれる神秘的・儀礼的傾向の強い仏教が隆盛を極めた。 本科目ではインドにおける密教の成立と展開の歴史から始め、密教を中心とする仏教文化がどのようにチベットに移入され、かの地に根付いていったのかを理解することを目標とする。

担当教員

種村 隆元

中国仏教文化

本科目は仏教の中国伝来以降、中国の思想、政治、文学、美術と建築、及び中国人の生活へ与えた影響に重点を置いて、仏教の中国での展開と仏教の中国化という二つの側面を把握することを目的とする。

担当教員

陳 継東

ヒンドゥーの文化と思想

この科目は、古代のバラモン教とそこから発展的に成立したヒンドゥー教について学ぶ。「バラモン教」や「ヒンドゥー教」という呼称は、単に宗教を示すのではなく、生活の様式や規範、社会の習慣や制度などを示すため、それらについても学ぶ。さらに仏教への影響や、異文化としてのヒンドゥーの文化と思想を学び、国際的な視野を身につけ価値観の多様性を理解する。また、現代が抱える多様な問題に対してどのようなメッセージを発信できるかということも考える。

担当教員

佐藤 裕之

仏教儀礼(仏教民族学)

日本の民族宗教・信仰と融合した形で我々の身近に生き続けている仏教儀礼を中心に学ぶ。仏教儀礼について、(1)仏教的な枠組み (2)民族宗教的な枠組みという二つの視点から学習することを通して、仏教が我々の生活にどのように関わってきたのかについて理解を深めることを目標とする。

担当教員

金子 奈央

仏教美術

この科目では日本の仏教美術を古代から通観し、時代による仏像の変遷を学んでゆく。特に仏像が造られた背景を思想的・歴史的な側面から考察する。日本の飛鳥・白鳳・天平時代の仏像は中国や朝鮮半島の影響下で造られていたが、平安時代になると日本的な仏像が登場する。この変化の過程を様々な側面から探求する。本科目を通して、仏像を見る目を養い、時代による特徴を自らの鑑識眼で見極められるように努める。さらに仏像が芸術作品というだけでなく信仰の対象として造られたことを意識し、制作者の心情に迫ってゆきたい。

担当教員

下野 玲子

現代と仏教

浄土真宗の教説の理解を深めることや浄土真宗を通して社会の諸問題を考え、広く世界の出来事や視点にも触れながら様々な宗教や哲学の説く生死観、そして人権思想や平和問題などを学ぶ。仏教の社会的な意味を学び、さらに自らの関心をもとにして、現代と仏教を考察していく。現代と仏教に関する基本的な問題を広範囲に知識として習得し、仏教の視点を通して現代における社会の問題を理解・考察することを目標とする。

担当教員

日野 慧運

実践仏教

坐禅、声明、写経を実際に体験し、仏教を 身をもって学ぶことを目的とする。坐禅は、古くからインドで行われていたヨーガを仏教が取り入れたもので、仏教の実践論である三学や六波羅蜜のひとつに含まれる。坐禅により、空、無を体験し、無我の自己、無心の自己を体解・覚証する。声明は、儀礼において行われる仏教の声楽で、実践的学問である五明のひと つに数えられている。声明曲の用いられ方と、天台宗の声明曲がどのような型で成り立っているのかを共に唱えて体験する。佛を讃え(佛讃)或いは佛を念ずる (念佛)小さな曲、旋律のフレーズ二~三つを覚え唱えられるようにする。写経は、経典を書写することによって功徳があると考えられたところから生まれ、現在は信仰のひとつとして広く行われている。写経は釈尊の教えである経文を書き写す浄業(清らかな行い)であり、字の巧拙は問わない。

担当教員

青野 貴芳(坐禅)、續 道雄(写経) 張堂 興昭(声明) 前田 壽雄

坐禅研修

本科目は、曹洞宗の禅寺に合宿(2泊3日)し、実際の体験を通して、インド以来の仏教の重要な流れのひとつである「禅」について学ぶことを目的とする。曹洞宗は、道元が中国から日本にもたらした宗派であり、「ただ坐る」という「只管打坐」をその教義の特色としている。曹洞禅では、修行は悟りへの過程、手段ではなく、さとりそのものである、とされている。本研修を、道元の示したこのような深遠な境地について、学びを深めるきっかけにしてほしい。

担当教員

前田 壽雄

念仏研修

本科目は、浄土真宗の寺院に合宿(2泊3日)し、念仏を中心とする儀礼を体験しながら、浄土思想について学ぶことを目的とする。インドから中国、そして日本における念仏の歴史について学び、特に日本については天台宗・浄土宗・浄土真念について詳細に講義を行う。また念仏の実践については、天台宗・浄土宗・浄土真宗それぞれの念仏について体験する場を設け、念仏に対する理解を、体験を通して深めていきたい。

担当教員

日野 慧運

仏跡研修

本科目は、実際に仏跡を訪れ、その時間と空間の中で、仏教を「感じる」ことを目的とする。誰が何のために寺院や僧院を建立し、どのような想いで人々が見守ってきたか、それらを「感じる」ことである。(「見る」ことでも、「知る」ことでもない。)仏跡は単に「もの」として存在するのではない。それらに込められた「想い」とともに存在する。

担当教員

佐藤 裕之

生活仏教(日本仏教の諸宗派)

日本の仏教は宗派仏教であると言われます。たしかに幾つかの宗派に分かれていて、それぞれの宗派の主張するところは異なります。しかし、仏教という枠組みで考えれば、共通の部分があることも確かです。この授業では、共通の部分と、そうではない部分とを取り上げて明らかにしたいと考えています。

担当教員

有働 智奘

選択科目<浄土真宗教師資格科目群>

真宗教義

この科目では、真宗教義の基礎となる「浄土三部経」「七祖聖教」「三帖和讃」『歎異抄』等を通して、親鸞教義とその背景となる教えについて学習することを目的とする。さらに、親鸞以後の浄土真宗の展開について、覚如・存覚・蓮如の教学、さらには江戸時代の宗学、明治以後の近現代の教学の要点を、如何に把握したらよいのか。以上の課題について取り組むこととなる。

担当教員

前田 壽雄

真宗史

この科目では,浄土真宗の歴史と本願寺の歩みについて学び、日本の歴史の流れを踏まえつつ、各時代の社会の動きを考慮し、多角的な浄土真宗の歴史について理解することを目的とする。

担当教員

岡村 喜史

宗門法規

この科目では,①宗教と法律、②宗教法人法の概要、③浄土真宗本願寺派の関連法規、及び、④一般寺院の寺院規則について学ぶ。

担当教員

宮本 義宣

布教法

この科目では,布教の意義・方法・心得を学ぶ。開講中には、布教原稿を作成し、実演を通し、法話原稿がより良きものとなるように意見交換を行いながら、実際に布教することができるようになることを目標とする。

担当教員

大江 宏玄

勤式作法

この科目では,得度習礼で学んだ勤式をベースに、教師教修を受けるにあたって入所時までに習得しておく事が必要な勤式作法を練習、予習し、合わせて日常寺院で使われる勤式作法を習得することを目的とする。

担当教員

長谷山 顕俊

大学入学案内はこちらをご覧ください

入学案内